
失恋のダメージ、きついですよね。時が経てば、何故、あの時 あんなに傷ついて 辛い思いをしたのだろうかと 不思議なくらい立ち直っているのに失恋の直後は、そういうわけに行かなくてかなりのダメージを受けますよね。という事で、失恋のレメディを調べてみました。
失恋のダメージから立ち直る為のレメディ
悲しみの感情を排出するためのレメディは、
Ign. イグネシア 急性の悲しみ。
Nut-m. ネイチュミア 慢性の悲しみ。
Cycl. シクラメン 深い悲しみ。
これらのレメディは、
「自分を否定する価値観」と同種のレメディです。
自分の中に、「自分を否定する価値観」がある。その事を、しっかり認識するために同種のレメディを摂ると良いのだそうです。
しかし、この悲しみの原因は、失恋したことだけに起因するのではないという事に気づいているでしょうか。
人生を遡って、幼少期の頃の「心の傷」が、大人になった今でも癒される事なく 心の中にあって、事あるごとに、形を変えて出現してくるのです。
インナーチャイルドが叫んでる
失恋をして悲しいのは、「自分は愛される価値のない人間だ。」という思いから。
でも、そう感じてしまう事の原因は、
- 幼い頃、母に愛されなかった。
- 伝えたい事が、わかってもらえなかった。
- もっと、母に愛して欲しかった。
という過去の心の傷から、
「愛されたい!」
「愛されたい!」
「愛されたい!」
という思いが、恋愛においても 相手に愛を求めすぎて、上手くいかなくなり失恋してしまうというケースが多いようです。
「愛されたい」という心の傷をもって恋愛をすると、愛されない出来事が、次々と続いて起こり、「なんて人生なんだろう!」「神様なんていないのか!」と、人を恨み 自分をも恨むということになっていくわけです。
その問題を解決するためには、まず、「愛されなかった 心の傷が、自分の中にあるんだ。」という認識をしなければなりません。辛く苦しい出来事が起こるのは、心の傷が、あなたに、「インナーチャイルド(心の傷)に気づいてよ!」と、訴えているのです。
気づかないでいると、「心の傷」は、気付いてもらえるまで何度でも、愛されない事件に遭遇することによって訴えてくるのです。潜在意識に沈んでいる悲しみと共鳴するレメディを摂ると、その悲しみは、顕在意識に浮上してきて、感情が湧き出てきます。
インナーチャイルド(心の傷)の問題は、医者で治してもらうことはできません。自分で、自身を癒すしかないのです。
どんな風に辛かったのか知っているのは自分だけだからです。まだ幼くて、どうしたら良いのかわからず、戸惑い、辛くて、辛くて、悲しかった
あの時の自分を知っているのは、「大人になった今の自分」しかいないのです。インナーチャイルドの癒しをするには、まず、落ち着いて、一人になれる時間と場所を確保して、心を辛かったあの時に寄り添うようにして、母に愛されなかった事件を思い出して、大人になった今のあなたから小さかった昔のあなたに語りかけていきます。
悲しかったね。辛かったね。解ってもらえなかったね。あなたは悪くなかったよ。小さいあなたには、解決できる事ではなかったんだよ。生きるためには、我慢するしかなかったよね。仕方がなかったんだよ。価値のない人間ではないんだよ。価値があるからこそ、この世に生まれて来たんだから。誰から愛されなくたって自分が自分を愛すればいいんだよ。そのままの自分でいいんだよ。そのままの自分が一番素敵なんだよ。
ダメなやつだって言われたっていいじゃない。
自分が、ダメな自分を丸ごと受け止めよう。
そんな、ダメな自分が愛おしいと思おうよ。
君はもう立派に大人になったよ。もう大丈夫だよ。
自分が自分を愛さないと、死にたくなるんだよ。
人から愛されなくても死にはしないんだよ。
そうやって、自分で、辛かった幼い時の自分を慰め、自分を愛する必要があります。その時の未解決な感情を解放し、
愛されない自分をそのまま受け入れて、愛おしく思うまで傷ついた幼い自分を思い出して、感情に寄り添って癒してあげることです。
レメディを取ることにより共鳴して涙が沢山出てきます。嗚咽を漏らすまで泣ければ、その後、心がスッキリします。心の傷から解放されれば、自分を否定することによって自分自身を苦しめていた今までと違って、「自分は自分のままでいいんだ」と思えるようになり、失恋しても、また新しい出会いに、希望が持てるようになります。
「運命の人ではなかったのね!」と気持ちの切り替えができるようになるでしょう。そして、この思考回路を持てればどんな辛いことがあっても、自分で自分を慰め、自分を愛することができるようになります。
「愛されたい」という心の底から湧き上がってくる苦しい感情から解き放たれ、愛に溢れた人間になれるのです。自分の存在が愛になるのです。
ホメオパシー とらのこ会、オアシス71号で、寅子先生は、インナーチャイルドの解放の話の中で、
「愛されることが善」というこの世的価値観は本当は正しいのか今一度考えて見ましょう。と言います。
愛された経験が少なくて、愛を求めて、手に入れるしか先に進めないこともあります。「愛されるのが善」というこの世的な価値観をもったままでは、恋愛をしても、一時的には、癒されることもありますが、その人が去ると、また愛が欲しくなり、いつまでたっても満足することができないことになるといいます。
失恋したり、どんなに求めても 相手が見つからなかったり 苦しんだりして 体調不良や、病気になってしまった時のレメディは、
Calc-p.カルクフォス (リン酸カルシウム)が良いです。
このレメディは、唯一、失恋からくる病気に合うレメディなのだそうです。
このレメディをとりながら精一杯自分を愛すること。愛されなかった自分を責めずに、そのままの自分を受け入れ、この世に生まれてきて命がある意味を知り、自分を愛していきましょう。というメッセージがありました。
「心の傷があるということを気づかせるため、この出来事が起こったのね。」と、
俯瞰で自分を見ることができるようになれば、悲しみの中にあっても執着せず、依存せず、自立でき、幸せが寄り添います。自立できるということは、人に依存しなくても自分一人でも、幸せに生きていける境地です。
世間の価値観に振り回されない。ダメな自分でもいい。ダメな自分を許し愛することができるのです。
自分を否定したのは、いつからなのでしょうか。そのほとんどが、幼い頃、親から、この世的 価値観で、
「お前はダメだ!」「そんな事ではダメだ!」と裁かれ 親による価値観を刷り込まれた結果なのだそうです。
そういう親もまた、心に沢山の傷を抱えて一生懸命生きてきたのでしょう。そう思えば、親も、苦し紛れに、自分の子供を否定してしまう状況にあったのではないかと思えるようになり、自分のインナーチャイルドが解放されると、親に対しても許すことができるようになるのです。
さあ、乗り超えましょう。
この世的 価値観で裁くことなく、この世的 価値観で「ダメな自分」を無条件で愛しましょう。
母に愛されたかった自分は、「おまえはダメだ!」と、言われないように頑張ってきたでしょう。親に見捨てられる恐怖があって、「私はダメな人間だから頑張らなければならない。」と必死になって生きてきたかもしれません。だから そう簡単にその価値観を手放せなくなっていることでしょう。感情が湧き上がってきた時は、それ以上の愛でもって、何度でも、心の傷を癒し、自分を愛していきましょう。
インナーチャイルドの解放については、とら子先生の本を読まれると良いですよ。
「インナーチャイルドが叫んでいる!」由井寅子著
インナーチャイルドの理論と癒しの実践
初心者からプロのセラピストまで
由井寅子著
ホメオパシージャパンレメディー 新36キッズキット
キッズ・トラウマ―子供の罹る病気、成長過程で遭遇するショック・トラウマのために。大人のインナーチャイルドにも対応 [ガイドブック3] (ホメオパシー入門書―由井寅子のホメオパシーガイドブック)
ホメオパシージャパンレメディー 新36基本キット
ホメオパシーin Japan―基本36レメディー (由井寅子のホメオパシーガイドブック1)

人生は 誰でも 思いもよらない辛い出来事が降りかかってくることがあります。その度に乗り越えた後は、今までと違う自分に成長していきます。辛い気持ちを体験したら、いつかきっと誰かの役に立つ日がきます。頑張って乗り越えていきましょう。