母が、脳出血で開頭手術を受け、

その後遺症で、自力で呼吸が出来なくなって、

喉に穴を開けて呼吸をする気管切開になりました。

 
ゆくゆくは、 改善すれば抜管できると言う

担当医の言葉に希望をもらって、

回復を願っていましたが、

なかなか、痰の量が減らないのです。

術後の急性期病院では、

痰の吸引の際

毎回、新しい管を袋から出して使っていましたが、

術後4ヶ月経って、

急性病院から、療養病院へ移ると、

経費削減なのか、

痰の吸引の管は、

使い終わると、アルコール綿で拭いて、

液体に浸けて、

管の使い回しをしているのに唖然としました。

そして、

カニューレの内筒は、

痰で汚れたまま、消毒液に入れてる。

痰で汚れた消毒液に、

何度も内筒を入れたり出したりしてる。

でも、

この療養病院では、それが当たり前みたいで、

時々は、

カニューレの内筒にこびりついた痰の汚れを

ブラシで洗っているのでした。

この状況では、

痰の量が減ることはない。

なぜなら、

菌と戦った白血球の死骸が痰なのだから、

菌が多いほど、痰は多くなるのだろうと

思うのです。

問題解決する方法をずっと考えていました。

母が話をしている時は、

スピーチカニューレに変えると

少し音が出て、

話がわかりやすいので、

その都度

看護婦さんに頼んで、カニューレの先を

スピーチに変えてもらっていましたが、

私にも出来そうなので、

交換の仕方を教えてもらって

いつでも必要な時に、

付け替えてあげれるようにしました。

ある時、ふと気付きました。

内筒の汚れがない方が、

菌が少ないのだから、

痰が少なくなるのではないかと。

看護婦さんに任せておいたら、

こまめに手入れするのは不可能だけれど、

毎日、付き添っている私だったら

もっと清潔に管理できる!

そこで、

消毒液の事を何気に質問してみると、

病院で使っている消毒液は、

赤ちゃんの哺乳瓶を消毒する

「ミルトン」だと言うのです。

早速、ドラッグストアで、

ミルトンを購入し、

内筒を浸す小さなタッパーを用意して、

翌日から、

なるべくこまめに、内筒の汚れをチェックして

汚れている時は、ブラシで洗って、

ミルトン液に浸しました。

そうやって、

できるだけ衛生面に気を使って管理し、

切開した部分も、

汚れていたら、レメディー水で湿らせた

オーガニックコットンで拭いて、

株)ホメオパシージャパンの、

カレンデュラのスプレーをして、

皮膚に負担のない消毒をし、

皮膚が荒れていたら

カレンデュラのビーワックスクリームを塗って

ケアーをすることにしました。

それから、半年経ちましたが、

同室の、気管切開の患者さんに比べると、

痰の量がかなり少なくなってきています。

やはり、思った通りの様です。

この調子でしばらくケアーしていきます。

ちなみに、

痰の排出に良いレメディは、

Anm-c
アンモニウム カーボニカム

です。

内筒に付着した痰が黄色い時は、

Pulsatilla プルサティーラです。

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